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右目の追憶 左目の記憶 [絵付きSS]

気になってたんで今のうちに言っとけのコーナー。
お題はセツナの眼鏡でございます。

↑これが1弾。んでこっちが4弾↓

右目、写ってないんですよね。1弾だけならまぁ角度のせいって思えるけど
4弾は向きが違う上に姉上がこれだからね。↓

こちらも右目が写ってない。

というか2人とも隻眼なのかも、とか思ってしまうのですよ。
聖龍と獣牙っていうまったく違う種族の血が流れているわけだし
2つの血が喧嘩しないとも限らない。先天的障害だったりするのかな。
だからもしかしたらセツナの右レンズって不透明なのか??なんて考えてしまうのですよ。
つまりはこういうことじゃないのかね、と言うこと↓

…まぁ別に全壊のビートは刻まずともよいのだけどね。(わかる人だけ突っ込んどけ)

以下はこれを踏まえたうえでおおくりいたしまするー


今宵は思考が定まらない。疲れがあるとは思えないが。
ふと横目にランプが見える。油が切れかけ炎が大きく揺れている。

きっとこのせいだろう。ついでに少し夜風にあたればいい。
自室を出てしばらくすると気配を感じた。
「今夜も夜更かしか、軍師殿」
一通り見回したが姿は見えない。
「ああ悪いここじゃ見えないよな」
右方の枝が少し揺れたかと思ったら目の前に銀髪の男が降り立った。
「こんな時間になんですか」
「俺と俺の相棒から軍師殿に差し入れだ」
というとおおきな包みを差し出した。
「あなた一人ですか」
「ああ、あいつはなんか照れくさいとか何とか…っと」
「聞かなかったことにしておきますよ」
「すまない 助かるわ」
受け取った包みを開くとそこには紫の小さな実を鈴なりにつけた多きめの枝があった。
「目にいいらしいぜ」
「…ありがとう。 彼女にもよろしくお伝えください」

「ところで…あなたには待機するようにいったと思ったんですが」
「半刻走ってきただけさ」
記憶が定かならこの実は彼の待機しているはずの場所とは正反対、
獣牙の南、飛天に程近い地域にある木のはずだ。

「少し休んだらどうだ軍師殿、顔色が良くない」
「気遣いをどうも。でも問題ありませんよ」
「わかってないなぁ。そんなんじゃないんだよ」
ずいと近づく。藍眼が一瞬だけ銀眼に変わったような。
「軍師殿」
「俺はあんたとも戦いたいと思っているんだ」
「こんなことでハンデを増やしてほしくないって言ってるのさ」
ハンデ。この右目の事を言っているのか。
先ほどもこの男は死角に気づいて降りてきた。
「なぜ私と戦いたいかがイマイチわかりませんが」
「あんたが戦略 智謀だけの奴とは思えないからさ」

チリチリと音が聞こえる。

「…買いかぶりすぎでしょう」
「どうかなぁ」
「勝手な人ですね」こと戦闘に関してのこの男は。
「何を今更。…まぁいいさ待機に戻ることにするわ」
ニヤリと笑うと手すりに乗りそのまま消えた。下は崖のはずだが彼にとっては
近道である位で問題ではないらしい。

自室に戻り、ランプの油を足す。炎は大きく安定した。

さっきの男と互角に渡り合ったと言う敵の報告を思い出す。
あの猛者を相手にそんな芸当ができる者がいるとしたらただ一人。…姉だ。
姉は何を思って聖龍を選んだのだろう?
記憶に残る姉はすでに右目を失っていた。そして時を置かずこの目も光を失った。

この戦いに勝利を。その為に払う代償が残った光であっても。
気遣いをわずらわしく感じるほどに、求める。なのに

チリチリと音が聞こえる。さっきの言葉がくすぶっているのか。
わずかに高揚していたのかもしれない。だからきっと自分は此処にいる。
_________________________________
…コラセツな気はまったくもって無いはずだけどもね!


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紅葉

絵かっこいいですねぇ+.ヽ(´Д`*)ノ ゜+.
こ、、壊されそう・・・(何が?
by 紅葉 (2006-04-07 20:39) 

かもねぎ

あらま!初ナイス!
コメントありがとうございましたー。
by かもねぎ (2006-04-09 05:41) 

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